半径5メートルの野望
著者:はあちゅう(伊藤春香)
出版社: 講談社
発行日:2015年1月9日
はあちゅうは、ブロガー・作家
電通に入社しコピーライターとして勤務。
その後はフリーランスとして活動中。
TVなどにも出演し、はあちゅうの知名度は高い。
半径5メートルの野望
はあちゅうの書いた本、
「半径5メートルの野望」は、
このような内容が7章に分かれて書かれている。
- 第1章 負を燃料(エネルギー)に変える
- 第2章 機動力を鍛える
- 第3章 存在感をつくる
- 第4章 夢を叶え続ける
- 第5章 自分の居場所を見つける
- 第6章 進化と深化のバランスのとり方
- 第7章 人生を最高傑作に変える
その中でも第4章の「夢を叶え続ける」という部分が、
印象に残ったので掘り下げたいと思う。
「夢を叶え続ける」では、
「努力」について書かれていた。
はあちゅうの努力へ対する考え方は、
「努力はつらいものなんかじゃない。」というもの。
努力と言うと、つらいことだというイメージを持っている人が多いと思いますが、「努力」はつらくなくてはいけないのでしょうか?「努力」を辞書で引くと、意味は、「ある目的のために力を尽くして励むこと」と書いてありますが、「つらく、苦しいこと」とは書かれていません。だから努力することは楽しくてもいいはずです。
半径5メートルの野望 はあちゅう P105
努力=つらいものではない。
むしろ夢に近づいていく努力は楽しいはずだから、
正しい努力は、楽しい努力になるはず。
正しい努力をすることは重要だ。
努力もせずに、
何か起こることに期待していても何も起こらない。
その何かにすら気づくことすらできない。
チャンスは形を変えてやってきて、
そのチャンスは一瞬とも言われている。
「チャンスの神様は前髪しかない」という言葉があるが、
チャンスの神様は突然現れ、物凄いスピードで走り抜ける。
つかめるところは前髪しかないから、過ぎ去った後に掴もうとしてももう掴めない。
そんなチャンスを手にするには、
やはり、日々の努力は必要だ。
はあちゅう自身もこのように書いている。
そんな不満だらけの努力知らずの私にも一回だけチャンスが巡ってきます。
そのチャンスを掴んだおかげで私の人生を開かれました。最初はそれがチャンスだとは全く思わなかったのです。しかも、チャンスは天から降ってくるもので、自分できっかけを作ったり、引き寄せたりするものだとは夢にも思っていませんでした。
自らチャンスをものにして、
はあちゅうのブログの書籍化へとつながっていった。
努力は、
つらく、苦しいことでなくてもいいが、
努力が必要なのは変わりはない。
はあちゅう自身が、
自分の努力の足りなさ、努力の量より人生の期待値の方が高いことに気づき、
努力し続けたからこのような言葉が出てくるのだと思う。
努力をしない人は自分の夢に向き合う勇気がないだけです。そういう人は、自由だったら怖くて何もやらないし、制限があったらそれを言い訳にして、結局何もやらないのです。夢を叶える気がないなら、どんなことでもいいから言い訳を見つけようとしている。そんな人はたとえ100年あったって、夢なんて叶えられません。
半径5メートルの野望 はあちゅう P106
<最後に>
今回は、第4章の「夢を叶え続ける」の
「努力」という部分にフォーカスした。
その内容は、ほんの一部分。
この本では、読む人によって、
きつめの表現ととらえられる部分もあるかもしれません。
努力を違う言い方で伝えるなら、
このような表現が近いかも知れない。
努力は、ただ闇雲にやることではない。
努力は、ただ頑張ることではない。
半径5メートルの野望の
カバーの最初の所には、このように書かれていた。
「強いフリをすることと、本当に強いことに、どれほどの違いがあるだろう」
この本には、
行動を後押しする言葉がたくさん詰まっていた。