<無一文からのドリーム>
「無一文からのドリーム」は、人気ユーチューバーのラファエルの本です。
ラファエルの生い立ちから半生が書かれています。
無一文からのドリームにはラファエルの考え方を反映している言葉がたくさんあります。
- 無が当たり前、失うものなど何もない
- 単純に能力がないのなら、人の3倍働くしかない
- 僕はこれまでの人生経験を一度だって後悔したことがない
ラファエルの強いメンタルは、人生経験によって身につけたものだと言うことが本書を読むと分かります。
無一文からのドリーム
![無一文からのドリーム](https://front-create.xyz/wp-content/uploads/2019/12/IMG_8592.jpg)
「もともとはボロ家で暮らし、弱い泣き虫」とラファエルは言っています。
勉強嫌い、成績も一番悪い。
子供の頃から、世の中の理不尽さを感じながら、どうやって前へ進むのかを考えていたそう。
その家庭環境から、自分なりの考え方を見つけ、今につながっている。
「他人に憧れたり、自分を比較してみたりしたところで、何も生まれない。
人は人、僕は僕だから。」というような考え方を持っています。
前向きで、人と比較せずに生きているラファエル。
比較に意味がないことを理解し、人と比較をして落ち込んだり、苦しまずに自分の道を生きている。
このような子供の頃の環境や経験の影響は大きい。
人は環境に左右されるというが、ラファエルはその環境を上手くプラスへと活かしている。
青年期は、自衛隊に入隊し、年収に憧れて会社員生活。
会社員、アルバイトをガムシャラに続けながら、その後、ユーチューブに出会いユーチューバーの道に。
本書を読むと、ラファエルは、ユーチューブを思いつきでやっているわけではないことが分かります。
無一文からのドリームでは、なぜユーチューバーになったのか?
ラファエルの考え方を知ることができます。
無一文からのドリームの感想
無一文からのドリームを読んで感じたのは、「ラファエルは非常に能力が高い」ということ。
子供頃は、勉強嫌い、成績も一番悪い。と書かれているが、ラファエル自身の能力は高い。
他人の誰とでもすぐに打ち解けて、仲良くなることができる能力を身につけ、その強みを自分で理解している。
本書には、「コミュニケーション能力が武器で、人間経験に悩んだ経験がない」とも書かれていた。
コミュニケーションで有利な能力は、子供の頃の環境によって身につけた部分もあるのだと思う。
ラファエルは、自分の優れている部分や強みを知り、さらに長所を伸ばしている所がすごい。
また、それだけでなく努力の量が半端ない。
ラファエルは、大事なのは「センスより努力」と言う。
ユーチューブの動画では感じられないかもしれないが努力家。
自分は能力が低いから、より努力をするといったように、ポジティブに捉えている。
睡眠時間を削ることも当たり前。
「単純に能力がないのなら、人の3倍働くしかない」と書かれていた。
しっかりしたマインドが身に付いているのだと思う。
中でも、意外だったのは、読書の大切さを説いているということ。
ラファエルに、読書のイメージがなかったが、すきま時間を使ってでも本を読んでいるのは意外だった。
本書では、オススメの本も紹介していた。
本を読んでラファエルの考え方を知っていくと、YouTubeで見るラファエルのイメージが変わっていった。
<まとめ>
「無一文からのドリーム」は5章に分かれて書かれています。
1〜4章は、「幼年期」、「思春期」、「青年期」、「YouTube期」といった流れで、時系列にその時の出来事が書かれています。
(YouTubeのアカウントバーンの心境や出来事も詳しく書いています。)
弟5章では、ビジネスマン必見!ラファエル流・仕事術となり、仕事術に関するメソッドが書かれています。
本書は、ラファエルの人生を振り返りながら、彼の考え方、メンタルの部分を学べる本。
「ラファエルは、本文で、僕はこれまでの人生経験を一度だって後悔したことがない。」とも言い切っている。
おそらく、そう決めているのだと思うから、きっと今後も後悔しないのだろう。
その思考には、ビジネスの考え方、生き方のヒントになる部分も多い。
不透明な時代の中で、どう物事を捉えていくのかは非常に大切。
ラファエルのように、物事の可能性をポジティブに捉え、「無が当たり前で、失うものなど何もない」という考え方は、今後大事になってくると感じた。
「無一文からのドリーム」は、ラファエルファン、YouTubeを始める方やビジネスマンにオススメです。
本書には、自分の才能を開花させるヒントがあります。