食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~の内容と感想

食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~
 
食べる投資では、食事でパフォーマンスを上げる方法について書かれている本です。

著者の満尾正さんは、栄養学をハーバードで学び、アンチエイジング専門病院を開説。
 

著者は本書で、日本の栄養学は20年遅れているといると書かれています。

それだけでなく、日本の労働生産性は先進国の中で最下位という状態が続いているそう。
 

そんな日本で働いているビジネスパーソンが、パフォーマンスと生産性を高める食事術やハイパフォーマンスな身体状態を保つために何を食べるのかということが書かれています。
 

食べる投資を読むことで、口にするものは全て自分への投資と捉え、健康資産を積み上げハイパフォーマンスなビジネスパーソンになるための近道を知ることができます。
 

食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~

食べる投資

まず、食べる投資の前に、一番重要なのは健康です。

健康への不安を解消しなければいけません。
 

健康に対する投資のために、正しい栄養学に着眼点を置いて書かれている、医学的な食事術をしていくことが大事。
 
本書は内容は、シンプルに言うと「予防医学」です。
 
食が栄養の基盤で、栄養の知識を身につけて実践することが健康という資産を作り上げる投資。
 

「食べる投資」は、4章に分かれて書かれていまます

  • 最大リターンを得る投資は食事である
  • 実践 投資になる食事
  • パフォーマンスを最大化する食事術
  • 食べない投資

以上の4章に分かれ、各章の中では、さらに細かく具体的にて書かれています。


「食べる投資」を読んで学んだことを3つのポイントにまとめました。

  • 食べることに関するマインド
  • 自分の体を知ること
  • 食事メニューが具体的で実践可能

 

<1つ目>

■ 食べることに関するマインド

 
まず日本人のビジネスパーソンは食べ過ぎ。

特別に美味しいものは往々にして、高カロリー、高塩分、高糖質、高脂質です。
 

加工食品をなるべく食べず、もし食べる場合もなるべく添加剤の少ないものを選ぶことが大事。
 

心の不調も栄養失調から始まるため、ビタミンミネラルとした栄養を考えていく必要があります。

自分の口に何を入れているのかということにもっと注意を払うべきです。

 

<2つ目>

■ 自分の体を知ること
 

日本の健康診断では検査をして病気の有無を調べることにあります。

日本の健康診断は病気を見つけ出すためのもので、健康維持のためのものではないことがほとんど。
 

健康診断には、パフォーマンスアップのための血液検査もあります。
 
アンチエイジングドックでは、血液中のビタミン、脂肪酸、ホルモンの過不足や毛髪分析による有害金属の濃度などを検査しています。
 

有害金属に汚染されているか否かを知る簡単な方法は、毛髪ミネラル検査。

有害金属にどの程度汚染されているかだけでなく必要なミネラルとか不足を知ることができます。

病気になりにくい体を目指すために、身体の状態を検査するのも大事です。
 

また自分の心の状態も重要。

労働者の体と心の健全化のために最も重要なことは何か。

これについて血糖値のコントロールと結論付けたのがNASAでした。

宇宙空間で働く宇宙飛行士のメンタル注意力、学習能力、判断能力コミュニケーション能力などのパフォーマンスに血糖値が強い影響を与える与えていることを明らかにしたのです。

P56  食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~ 満尾 正

 
健康診断の血糖値に注意を配っておくことも大事。

 

<3つ目>

■ 食事メニューが具体的で実践可能
 

第2章では実践投資になる食事というメニューが書かれています。

毎日納豆一パック、食物繊維おかず、魚を食べる といった料理メニューがカラーページで掲載されています。
 

ココナッツオイルについても書かれていました。

ココナッツオイルは、低温抽出のものを選ぶことが大事でエクストラバージン表記があるものを選ぶといいです。
 

他には、コーヒーについても書かれていました。
 

コーヒーには抗炎症作用があることが確認されています。
他にも抗酸化作用、体熱産生作用、腸内細菌の多様性の変化などが複合的に働いて糖尿病を予防できる可能性があることも、最近の研究で明らかにされました。

さらに肝臓病予防したり、長寿になるなど、コーヒーの健康効果を示唆する研究は多数あります

P146 食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~ 満尾 正

 
酒やタバコについても書かれています。

もちろん、酒やタバコは減らした方がいいです。

 

<最後にまとめ>
 

「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術」を読んで、普段、口に入れるものをしっかり考えて選ばなければいけないと思いました。

出来るだけ外食は避けて、加工品などを購入する際には、添加物に気を配り、表示もチェックし、なるべく添加物の少ないものを選ぶことを考えたいです。
 

日本は添加物王国などと言われています。

外国では使用されていない添加物を使用しているものもあります。
 
自分で本を読んだり、正しい情報を手に入れて知識を得て自衛することがおすすめです。
 

このようなことを気を配っていくと、野菜中心のヘルシーな食事になっていき、本書に書かれているようなメニューに近づきます。

 

本書を読んで、何を選ぶかと同じぐらい何を避けるかは重要だと感じました。
 
時には、食べないのも一つの投資になることもあります。
 
本書の著者もプチ断食をおすすめしています

ファスティングタイムを意識的につくり、消化系の状態をリセットすることで、排泄機能も高まり老廃物を出し切ることで体が軽くなるという利点もあります。
 

「食べる投資」は、ハイパフォーマンスな身体状態を保つための投資として、食事術が書かれた本です。
 
食事に投資をして、よりよい人生のリターンを得てはいかがでしょうか?
 
食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~