一流のパフォーマンスアップ習慣「裴 英洙」の内容&読書レビュー!

一流のパフォーマンスアップ習慣
できる自分に瞬間で戻れる!


著者:裴 英洙(はい えいしゅ)
出版社: 学研プラス
発行日:2018/1/16

著者は、医師・医学博士でありながら、
MBA(経営学修士)を取得しているという
変わった経歴の持ち主。

10年の勤務医を経験後、
MBAを取得し、医療経営コンサルタントを行っている。

過去にも、睡眠や疲れに関する本を書いていて、
読みやすくわかりやすい本が多い。

その著者が書いた、
「パフォーマンスアップ」に関する本が、
一流のパフォーマンスアップ習慣だ。
 

一流のパフォーマンスアップ習慣の内容

 
「あなたは疲れから解放されていますか?」

著者は、10年ほど前は、
疲れがたまり、パフォーマンスが上がらなかったそうだ。

疲れが溜まることで、
日に日に効率が落ちていくという悪循環に陥った。

風邪の回復も遅く、睡眠をとっても翌日はボーットしたり・・・

その時、このままではいけないと、
医師として医学的視点を駆使して、疲れやパフォーマンス低下を調べた。

この本には、
著者の知識とハイパフォーマーを観察した学びが数多くつまっている。
 

疲れとは?

まずは、疲れに関して

「人は必ず疲れる」

疲れると言う事実を認める所から始めること。

疲れに気づかず無理をしていると、
ある瞬間に体調を大きく崩してしまうことになる。

自分の疲れとしっかり向き合って、
疲れに対処していくスタイルが大事。
 

疲れの種類は?

疲れに関しては3種類

・体の疲労
・頭の疲労
・ココロの疲労

この3つの疲労を上手に回復すること。

これがパフォーマンスを上げていくための大きなヒントになる。
 

体の疲労

 
「運動を習慣化する。」

運動をしなければ、体力は低下していく。

長期的な視点を大事にして、
ウォーキング、ストレッチなどの小さな運動を行っていくのが大事。
 

年齢とともに、体力や筋力は劣れていくが、
長期的な視点で体力・筋力を維持し疲れにくい体をつくるのがいい。

「体力・筋力を上げるのではなく衰えを防ぐこと。」

いずれにしても、
長期的な視点で考えるということがとても重要になってくる。

 

頭の疲労

 
アタマは想像以上に疲れていることがある。

アタマが疲れると、
集中力・記憶力・思考力の低下につながる。

大事なのは、疲れる前に休むこと

休息をとるタイミングがポイント。

脳の疲弊をいかに抑えるか?
パフォーマンス低下を防ぐのか?が大事。

 

ココロの疲労

 
心の疲労は自覚しにくいので、やっかいだ。

「疲労が悪化する前に対策をする。」

ストレスの原因を遠ざけるのは大事。

ただし、すべてのストレスが悪ではなく、
自分の成長にストレスもある。

ストレスは、絶対悪ではないので、
捉え方によっても変わっていく。

ココロの疲労を上手くやわらげていくのが、
パフォーマンス向上へとつながる。
 

食事や睡眠

 
疲れ・パフォーマンスには、
食事や睡眠も重要な要素になる。

食事は、睡眠とも大きく関わっていて、
良い睡眠を妨げないようなとり方の工夫がいい。

眠る直前に食べるのは避け、
就寝の3時間前には終わらせるのがベスト。

睡眠の問題を解決できれば、
パフォーマンスを大幅に上げることができるため、
睡眠のマネジメントも必要だ。
 

<最後に>

「一流のパフォーマンスアップ習慣」では、
疲れの回復方法・メンテナンスを中心に6章に分かれて
76のコツが記載されている。

例えば、
コツの例はこのような感じで書かれていた。

「ランチ後は緊張タクスをこなす」

単調な仕事は眠くなる。
緊張するタスクなら
睡魔が襲う隙を与えない。

一流のパフォーマンスアップ習慣 裴英洙 P30

仕事を入れる時間で、
体のリズムをコントロールするのは一つの方法。

本文は、イラストなどもあり、
文字がびっしり詰まっているわけではないので、
すごく読みやすく分かりやすく書かれている。
 

一流のパフォーマンスアップ習慣で
カラダのメンテナンスを考え、疲れに対処してみてはいかがでしょうか?

⇒ 一流のパフォーマンスアップ習慣