やせるための無駄な努力をしていませんか?
最少の努力でやせる食事の科学
著者:オーガスト・ハーゲスハイマー
出版社: 講談社
2017/8/31
この本では、最小の努力でやせる
「食事の科学」が書かれています。
著者は、オーガスト・ハーゲスハイマー
アンチエイジング・ダイエットの総合プロデュースをしています。
日本とアメリカのハーフで最先端の情報を日本人向けにアレンジ。
40代からの美しい腹筋はジムではなく食事から作られる!
最短でやせる究極の食事法。
最少の努力でやせる食事の科学
この本を読むことで、
効率よくやせる方法を知ることができます。
タイトルにもありますが、
「最小の努力」というのがポイント。
やせるには、
食事に気を使い、運動をすればいいというものではない。
正しい知識を持たないまま、
どんなに努力しても、残念ながら、
努力と結果は比例しない。
やせるために、毎日腹筋やランニングに励み、がんばって毎食炭水化物を抜き、
お酒をノーカロリー飲料に変え、ささみを食べる。実はこれらはすべてムダな努力だった!
効果が出ないばかりか、逆に太ってしまう可能性さえあるのだ。
そうならないために、
この本には、正しい知識とやり方が書かれています。
特に、
「間違った思い込み」には注意が必要。
間違った方法は、前に進むのではなく、
逆に、後退してしまう可能性があります。
なんでもそうですが、
正しい方法で行うことが大事といわれますから、
正しい、知識や方法を学ぶことは重要。
無駄な努力をせずにやせるにはどうしたらいいのか?
無駄な努力をしないためには、
考えて行う必要がある。
なんでもかんでもガムシャラにやればいいというものではない。
まず大事になるのは、「目的」
なんでもそうだが、目的が重要になる。
目的が定まらない限り、
ゴールもゴールまでの道のりも見つからない。
目的を考える時は、
「どのような体になりたい?」
この部分を自分に問いかけることが重要。
ただジムに行く、食事制限をするではなく、
どのような体になるためにそれをするのかが大事になる。
これこそが、無駄な努力をせず、最小限の努力で
目的にたどり着くために必要なこと。
本書では、食事の部分が中心に書かれ、
「食事を変えねば、いくら運動してもやせない」というくらい
食事を重要視しています。
食事・食べ物に関して
どのような食べ物が体に良くて、
避けた方がいいものは何なのかが書かれています。
この本では、基本的に、
糖質を積極的にとることは推奨していない。
しかし、
糖質はある程度は必要。
本書では糖質をとる工夫を紹介している。
糖質に関しても、
・糖質は摂るタイミング次第でさらにデブになる。
・炭水化物だけではない隠れた糖質にも注意。
糖質は、ご飯、パン、パスタなどの炭水化物があるが、
糖質が含まれているのは炭水化物だけではない。
炭水化物は「糖質+食物繊維」
食物繊維が多くふくまれている場合は糖質は少なく、
食物繊維が少なければ糖質は多くなる。
炭水化物や糖の間違った摂り方が太る原因になる。
油に関しては、
「とっていい油」と「とってはいけない油」も書かれている。
「酸化した油」や「化学的に加工された油」には注意した方がいい。
一方で、
いい油とは化学的に加工していない油。
ココナッオイル、エクストラバージンオリーブ油、ごま油などの
良質の油がいい。
最後に
無駄な努力をせずに、最小の努力でやせたい方にとって
勉強になる本になる。
こうすればやせるというようなダイエット本ではなく、
現在の新しい情報をもとに、「どうすればいいのか?」という知識を学び実践していく本。
「食事の科学」というタイトルにもあるように、
どのような食事、食べ物を食べていけばいいのかを教えてくれる。
無駄な努力をしたくない方は読んでみてはてはいかがでしょうか?