「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略であるの内容&読書レビュー

SOLO TIME (ソロタイム)
「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である


著者:名越康文(なこしやすふみ)
出版社: 夜間飛行
発行日:2017年6月12日
 

ひとりぼっちは好きですか?

 
一人が好きという人、
誰かと一緒にいたい人、仲間とワイワイするのが好きな人、
いろいろな人がいます。

 
ひとりぼっちと聞くと、
さみしい奴と思われるかもしれません。
 

でも、
そんなことはないんです。

 
本書には、ひとりぼっち時間をつかった、
人生を変える、ソロタイム活用法がたくさん書かれています。

 

ひとりぼっちの時間はどのような人におすすめ?

現代は、
インターネットの普及により、
SNSなどで気軽に誰とでも繋がれる時代。

スマホなどを使用して、
日常的なコミュニケーションが簡単に取れるようになったのはいいが、
むしろ、そのつながりの深さが疲弊につながっている。
 

私達は、
人間関係の維持に莫大なエネルギーを費やしている。
 

また繋がりの中では、
こうあるべきというようなルールもたくさんあり、
そのルールに縛られて周りの声から自由になれないことも。

 
仲間はずれを避けるために、
人との関係性を巻く取り持つことにエネルギーを使ったり。
自分では意識していなくても、無意識で誰かに合わせていたりもする。

 
気がつけばスマホを握りしめていて、
手軽に誰かとつながれる時代だからこそ、
スマホを手離して、ひとりの時間を作ることにメリットがある。

 
完全に一人になるのは難しいかもしれないが、
本書では、あえてひとりぼっちの時間(ソロタイム)を過ごすことをすすめていた。

 
ひとりの時間を手にすることで、
自分の考えや感情を整理することができるから。

 
本書は、人間関係に疲れを感じてきた方や
人付き合いに悩みを感じている方はもちろん、
人生をもっとよくしたい!と思う方にオススメです。

 

ひとりぼっちの時間(ソロタイム)

ひとりぼっちといっても、
そう難しく考える必要はない。

読書をする時間や掃除をする時間、
そんな時間だって立派なひとりの時間。
 

大事なのは、
いつもと違う時間を過ごすこと。

その時間を使って、
自分と向き合ってみる時間、きっかけを作るのがいい。
 

普段の人間関係から少し外れて、
自分の時間を過ごす。

そうすることで、
自分の考えや感情を整理することができる。
 

本書では、
ひとりぼっちの時間として「瞑想」を勧めている。
 

瞑想といっても難しく考えることはない。
簡単にできる瞑想のやり方もある。
 

マインドフルネスという言葉も一般化して、
瞑想も身近になった。

瞑想することで、
心の落ち着きや人生のバランスも変わってくる。
 

本書には、
瞑想についてこのように書かれていた。

冥想とは、群れから離れ、ひとりぼっちで自分の内側と向き合う時間です。

そこで得られる「知恵」はきっと、
あなたの胸の奥の虚しさを払う力になってくれるはずです。

SOLO TIME (ソロタイム)「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である P168

瞑想の力を利用してみてはいかがでしょうか?

 

最後に

 
一人ぼっちで過ごすと、
寂しいやつと思われるかもしれない。
 

長時間ひとりの時間を作る必要はなく、
日常の中で、自分と向きあう時間を少しでもいいから持つことが大事。
 

もし、
一人ぼっちで過ごす時間をさみしいと思うなら、
その時点で群れ依存しているかも知れない。
 

人といても、
心が孤独ならそれは同じ。

 
自らひとりになる時間を作るのなら、
それは前向きな孤独。
 

一人の時間を過ごすことで、
群れの中で疲弊した心を休めて充電してみてはいかがでしょうか?

 
ひとりぼっちの時間を活用して、
自分自身と向き合うことで新しい発見があるかもしれません。
 
⇒ SOLO TIME (ソロタイム)「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である