藤原和博の本「45歳の教科書」読書レビュー!戦略的モードチェンジのすすめ

45歳の教科書 戦略的「モードチェンジ」のすすめ


著者:藤原 和博
出版社: PHP研究所
発行日:2018年4月12日
 

この本を書いているのは、藤原和博さん。
義務教育初の民間校長を務めたことで有名な方です。

47歳で学校に飛び込んで、校長の道へ進んだ。

 
本書では、
藤原さんの少年時代の話から書かれています。

子供の頃は、
神経質ですぐに緊張して、気が弱かった。

30歳までは生きるテーマもなかった。

その頃の自分を
中途半端だったと言っています。
 

ライフワークがはっきりしたのは50代。

藤原さんですら、
それぐらいかかっているのは驚きだ。

本書には、
「ライフワークは慌てずじっくり探せばいい」
というメッセージと共に、ライフワークの見つけ方のヒントが詰まっています。

 

45歳の教科書はどのような人におすすめ?

 
40代は迷える世代。

人生の折り返し地点にさしかかり、
自分を見つめ、決断するとき。

40代で基盤を作るのは大事なこと。

 
タイトルにある「45歳の教科書」というように、
45歳前後の人に向けた人生の教科書です。

 
本書の第3章では、
40代のよくある悩みにQ&A方式で回答しています。

質問は、19個あり、
バリエーションのある質問内容なので、
あなたに合う質問もあるかもしれません。
 

45歳の教科書は、
40代の方や、これからどのように生きていこうかを
考えている方にオススメの本です。
 

45歳の教科書 戦略的「モードチェンジ」のすすめはどんな本?

タイトルには、
「モードチェンジ」という言葉が入っている。
 

本書では、
人生のモードを変える3つの方法というのが書かれている。

その3つは以下のようなこと。

・病気を武器にすること
・海外に出ること
・自分の思いや悩み、不安に思う事を書いてみること

出展明記 45歳の教科書 藤原和博 P46

そして、モードを変えるタイミングが
45歳前後が抜群だと言っています。

 

本書には,
「モードチェンジをするためにどのように考えればいいのか?」
という事をキャリアの大三角形として細かく書かれています。

 
キャリアの大三角形は、
30〜40代で三角形の形をきめて、
その後はその三角形を立体化していくというもの。

1、2、3歩をどのように踏み出して、
何を育てて行くのかを考えさせられる。

 
その中で一番印象的だったのは、
「信用」に関してだ。

信用は、いわば、ゲームにおける「経験値」

人生ゲームを有利に進めるためには、
勉強や仕事を通じて、これを高めておくことが必要だというわけです。

出展明記 45歳の教科書 藤原和博 P107

信用=f(信頼・共感)

これからの時代は、信用が重要になってくる。
 

その信用の測り方も、
今までとは少しづつ変化してきている。

昔は重視されていた、
車や物のステータスによる信用は、
少なくなっている、

最近では、
SNSのフォローワ数が信用につながったりする。

 
本書では、
その信用をチェックリストを使用して数値化することが出来る。

自分の信用を確認して、
これからどうやって信用を高めていくのかを学ぶいい機会になる。

これからの時代に備えて、
信用を高めていくことは重要だ。

 

最後に

 
今や人生は90年時代。
100年時代はすぐそこ。
 

そのちょうど折り返しに当たるのが、
45歳前後になる。

寿命が延びれば、
定年退職の年齢も変化し、
人生のライフスタイルは変わっている。
 

今までのような、定年退職して隠居といった
富士山型の人生設計でない生き方が、
これから豊かな人生を送れそうだ。
 

多様な人と関わり、国境を越えることも容易になる時代。

コミニュティやネットワークを持ってた方が、
より人生を楽しめる。

そのためにも、
信用を今のうちから高めて行くことは大事だ。
 
お金を持っているという信用ではなく、
人生をより楽しむための信用。
 

本書で、モードチェンジの道を考え、
今後の人生をより楽しんでみてはいかがでしょうか?
 
⇒ 45歳の教科書 戦略的「モードチェンジ」のすすめ