吉井奈々さんの「相手も自分も大切にするコミュニケーション」ってどんな本?

相手も自分も大切にするコミュニケーション+社会学


吉井 奈々 (著), 鈴木 健之 (監修)
出版社: 晃洋書房
発行日:2018年4月6日
単行本(ソフトカバー): 172ページ
 

著者の吉井奈々さんは、
コミュニケーション講師。

しかし、、、
ただのコミュニケーション講師ではない。

TVや学校で教えるほど超有名な講師。
(数多くのメディアに出演)
 

それだけでなく、
実は元男性・・・
 

その体には、
どうやらフェラーリが買えてしまうほどのお金が注がれ、
現在は、完全に女性になっている。

どっからどう見ても女性だ。
 

さらに、現在は、
同級生と結婚しているという説明不能に陥りそうな
プロフィールを持っている著者。
 

そのヒミツは、こちらの動画でどうぞ↓

 
男性、女性の両方の視点を兼ね備えた著者。

人とのコミュニケーション、
男女のコミニュケーションにおいて、
その視点に勝るのもはない。

両方の立場で深く考えれる視点は、
とても大きな武器であり、最強の強みである。
 

そんな、ただものではない講師が伝える
コミニュケーションとは、どんなものなのだろう?
 

相手も自分も大切にするコミュニケーションとは?

 
まずタイトルにあるように、
「相手」も「自分」も大切にする
コミュニケーションというのが特徴。

コミュニケーションとは、
社会生活を営む人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達。

当然、相手がいて成り立つもの。

コミュニケーションとは、伝達であり、
この本では、伝え方にフォーカスしている。
 

その伝え方は、
一方的に伝えるものではなく、
相手も自分大切にするコミュニケーション。

相手を理解し共感を大事にする伝え方。

つまり、
表面だけではなく、考え方、見方、捉え方という心の部分を
重要視している。
 

日常生活、人生がさらに楽しくなるような内容の本で、
よくあるコミニュケーション会話本の、こう言ったらこう返す、
というようなテクニック本ではない。

人間関係を良くできて、
自分自身との関係も良くなってしまう本だ。
 

例えば、本書に自分自身との関係として、
頑張り屋さん、真面目で、責任感が強い人に向けて、このように書かれている。

コミュニケーションと言うと、相手のことを思いやることだと思うかもしれないけれども、それよりも大切なのは、自分も大切にすることです。
自分がボロボロになってしまうと、相手を考えるところではなくなってしまう。

相手も自分も大切にするコミュニケーション+社会学 P116

相手はもちろんだが、自分も大切にする。

自分と大切の間に入る
「も」にはとても重要な意味がある。

相手だけではなく、
相手も自分も大事にすることは、
心のバランスをとる上でも大切なことになる。
 

アドバイスが詰まったこの本は、
人生のサプリメントになるかもしれない。

 
本のタイトルには、社会学という言葉が入っていて、
難しそう、重そうなイメージもあるが、
内容は読みやすくまとめられた言葉とイラストも交え分かりやすい。

人の本質に迫る内容が、
驚くほど、ゆるーく書かれていても、しっかり頭に入ってくる。
 

また、この書籍は、
ユーチューブと連動して学べる内容になっている。

本書の内容を、
動画解説しているのでより深く理解することが可能だ。

コミュニケーションは、
本を読んだだけで学ぶというのは難しいが、
動画でフォローすることでより落とし込むことができる。
 

吉井さんは、
ユーチューブにも、数多くの動画をアップしている。

内容のサンプルとして、
こちらの動画を見た方が本書をイメージしやすい。

 
<最後に>

吉井さんはこう言っています。

コミニュケーションは苦手であたりまえです。

なぜなら、学生時代に教わってこなかったから。

だから人間関係で悩み、人との距離感で悩み、コミュニケーションで悩むんです。

ですから、コミュニケーション苦手という方は安心してください。
教わってこなかったから苦手なだけなんです。

出典明記 相手も自分も大切にするコミュニケーション+社会学 吉井奈々 P1

吉井さん自身も、
コミニュケーションは得意ではなく、苦手だったそう。
 

その吉井さんが今までに、
研究して、分析して、行動して実践してきた内容が
この1冊にまとめられています。

 
コミニュケーションは向き、
不向きやセンスの差ではなく、取り組んだ時間でかわる。

 

この本で、学生時代には教えてもらえなかった、
コミニュケーションを学んでみてはいかがでしょうか?

⇒ 相手も自分も大切にするコミュニケーション+社会学