日本では、お金や投資に関することは、
学校でも家庭でもほとんど教えられていない。
アメリカでは、
中高生がマネーについて学んでいる。
「マネーの知識はありますか?」
日本では、大人になっても、
お金の知識を学ぶことはないかもしれない。
お金の知識は、特になくても問題なく生活ができるが、
知っていることで、物事の見方も変わり、
もう一歩踏み込んだ見方もできる。
例えば、
お金・経済・金融に関する言葉
ファンド、債券、株価収益率、債務不履行、
社会保障税、GDPなど
このような言葉は、
テレビのニュースなどでも出てくる機会があるが、
詳しく内容を知らない言葉も多い。
このような言葉の意味を、
しっかり理解していることで、ニュースの捉え方も変わってくる。
言葉の意味を理解することは重要だ。
今回、紹介する「お父さんが教える13歳からの金融入門」では、
このような言葉をわかりやすく説明している。
<お父さんが教える13歳からの金融入門>
デヴィッド・W.ビアンキ
出版社: 日本経済新聞出版社
発売日: 2016年07月22日
ページ数: 238p
著者 デヴィッド・W.ビアンキは弁護士
13歳の息子に書いた数ページが元になって生まれた1冊が。
「お父さんが教える13歳からの金融入門」
13歳の息子に書いた数ページが元なので、
やさしい書き方で、わかりやすい内容となっている。
もちろん、
先ほどのファンド、債券、株価収益率、債務不履行、
社会保障税、GDPなどの言葉もわかりやすく解説していた。
例えば、
「GDP」という言葉。
GDP:国内総生産
その年に国内で生産されるすべての最終製品とサービスの価値の合計だ。
考えてみるといい。1年間にアメリカでつくられたすべての最終製品の価値を足し合わせて、それにサービス産業で働いている人たち(ウェイターやウエイトレスさん、ホテルスタッフ、先生、警官、消防士、お医者さん、弁護士さん)が生み出した価値の合計を加えるんだ。
国中のそれらをぜ~んぶ合わせたものが国内総生産、つまりGDPなんだ。
お父さんが教える13歳からの金融入門 日本経済新聞出版社 P210
イラストつきで、
このようにワンポイント解説もしている。
GDPが増えるってことは、経済が成長して、
雇用が増えて、みんながもっともうかったってこと。お父さんが教える13歳からの金融入門 日本経済新聞出版社 P211
内容は入門的な感じになっているが、
大人が読んでも勉強になるし、わかりやすい。
これから、株取引を始めたい方や、
金融の知識をつけたい方にもおすすめ。
お金の種類(ドル、ユーロ、円、ビットコイン)やクレジットカードの仕組み、
株式チャートの見方といった初歩から、債券、企業分析なども解説している。
挿絵が入っていて、
びっしり文字が詰まっている本ではないので読みやすい本。
アメリカの中高生が学んでいる
「お金の稼ぎ方・増やし方・使い方」を学んでみてはいかがでしょうか?