「一瞬で心をつかむ77の文章テクニック」の内容&レビュー

SNSなどネットを通して文章で伝えることも多い時代。

あなたの文章は読まれていますか?

ブログやSNSなどで文章を書いても、
読まれなければ意味がありません。

はっきり言って、
読まれなければ、存在しないのと変わらない。

 

どうしたら、
自分の書いた文章を読んでもらえるのでしょう?

 

今回は、
「自分の文章を読んでもらえる方法」を書いていきます。

文章を書くことは多いです。
SNSというツールでも、文章は必要です。

日常生活、会社などではもちろんですが、
文章を書くことは、インターネットを使用したコミニュケーションでも必須のスキル。

文章を書くこと自体は難しくはありませんが、
それを相手に読んでもらおう、何かを伝えようと思うと、
とたんに難しくなってきます。

 

文章で難しいのは、
相手に伝わる、相手に読んでもらえる文章にすること。

 

どうしたら相手が興味を持って、
思わず読んでしまう文章が書けるのでしょうか?

 

たくさん文章を書いて文章に慣れるのは大事ですが、
どんな文章が興味を持って読んでもらえるのかを知ることが必要。

 

「どんな文章が興味を持って読んでもらえるのか?」を
知るのことが出来る本がこちらの書籍です。

<一瞬で心をつかむ77の文章テクニック>


著者:高橋 フミアキ
出版社: 高橋書店
出版日:2013年10月29日

この本を書いているのは、文章スクールを立ち上げ、
文章の基礎から小説の書き方など幅広く指導している高橋フミアキさん

数十名のビジネス書作家もデビューさせている著者。

その著者が書いた、
「一瞬で心をつかむ77の文章テクニック」には、
大きく分けると、このような内容が書かれています。

【Part1】 一瞬で心をつかむ「タイトル&見出し」のテクニック
【Part2】 「組み合わせ」で効果10倍! 「タイトル&見出し」のテクニック
【Part3】 「つかみの文章&リード文」の複合テクニック
【Part4】 一瞬で心をつかむ「書き出し」のテクニック
【Part5】 一瞬で心をつかむ「ストーリー&長文」のテクニック

 

一瞬で心をつかむ77の文章テクニックの内容

読むか読まれないかが決まる、
「タイトル・見出し」

この部分はとても重要。

本や雑誌もタイトルで、
大きく売上が変わるといわれます。

タイトルは、案内板、受付係のような役割があり、
読み手の関心を引くことのできる超重要な部分です。

・「数字」を入れる
・「問いかけ」を入れる
・「希少性」を入れる  など

このようなテクニックが例文をもとに解説されています。

 

例えば、
「数字」を入れる

具体的な数字があるとあいまいさが消え、
イメージしやすく強く印象づけられる。

CACE1

× プロの味が簡単に作れます
○ プロの味がたった3分で!

出典明記:一瞬で心をつかむ77の文章テクニック P14

このように一目瞭然!
数字の説得力は有効です。

 

「タイトル・見出し」をクリアしたら次は、
書き出しです。

書き出しにより、
最後まで読んでもらえるかどうかが決まります。

 

最初の1行

ここでおもしろさや分かりやすさを伝えていきます
読み手の好奇心や感情を刺激する仕掛けを作る必要があります。

ここがつまらないと、読み進める気にならず、
ここで終了してしまいます。

期待感、読み手の興味を喚起し、
読み手の心をグッと惹きつけていきます。

・「疑問文」から始める
・「セリフ」から始める
・「結論」から始める など

 

例えば、
「セリフ」から始める

×
コーヒーは挽き方によって味がまったく違いま
す。コーヒーメーカーでいれる場合は粗挽き、ハン
ドトリップ式なら中挽き、エスプレッソマシンなら
極細挽きが適しています。大切なのは、風味を楽し
むために飲む直前に挽くことです。同じ豆、同じ水、
同じいれ方でも、断然おいしくなります。・・・・・

 

「これはおいしい!」妻が驚きの声をあげました。
「コーヒー豆も水もいれ方も、いつもと同じだよ」、
僕は得意気にいいます。
「何が違うの?」妻は興味深そうに聞いてきます・
「飲む直前に豆を挽くと風味がいいんだ。それに挽
き方で味も全然違ってくるんだよ」と、いつもより
細かく挽いたコーヒーの粉を見せてあげました。・・・・

出典明記:一瞬で心をつかむ77の文章テクニック P126

このように会話調になるだけで、
文章の感じが全く変わってくる。

本文には、セリフで書くための思考方法も書かれているので、
参考にすると分かりやすい。

 

最終章では、
相手を引き込む、読ませる
「ストーリー&長文」のテクニックが書かれている。

文章の構成に関して解説している。

長い文章を書くコツは、
「どんな情報を、どんな順序で、どれだけの分量で書くか」という
”設計図”をしっかり書くことです。

出典明記:一瞬で心をつかむ77の文章テクニック P142

まとめ

ここに引用として書いたのは、ほんの一部分だ。

テクニックに関して言えば、相当な数があるが、
自分で使えなければ意味がない。

この本に書かれている例文の中で、
自分で書けそうなものをまずは練習していくのがいい。

 

好きなスタイルや得意な書き方を見つけて、
繰り返し書いていくと、ドンドン文章が改善されていくと思う。

最初は、例文をベースに
置き換えて書いてみるところからでいい。

読み手のことや相手の気持ちを想像して、
相手に伝わる、心をつかむ文章のトレーニングをしてみてはいかがでしょうか?

 一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック