ゲリラ思考(梶原紹良) の読書レビュー&内容は?脳をだましてすべてを手に入れる

ゲリラ思考
脳をだましてすべてを手に入れる


梶原紹良
出版社: 冬至書房
発行日:2018年1月29日

著者は偏差値32から京都大学に合格。
在学中に始めたビジネスでいきなり年商1億円。

少し前までは、平凡で時給750円の生活をしていたそうで、
不安に悩まされて生きていた。

そんな著者がどうやって、
成功の道へと進んでいったのか?

その答えが「ゲリラ思考」にある。

ゲリラ思考の内容は?

まず、この本の最初に、
著者は、脳をだますことの重要性を説いている。

「行動できない」「変われない」のはあなたのせいではなく、
人の脳には「順化」という現象があるから。

順化とは、心理的には特定の刺激を繰り返し受けることによって、
その刺激に対する反応が次第に見られなくなっていくことを言います。

つまり、三日坊主は脳の機能ともいえるのです。

だからこそ、努力や意志の力で無理やり頑張って自分を変えようとしなくてもいいのです。

まずは、脳をだますことが先決になります。

出典明記 ゲリラ思考 梶原紹良 冬至書房 P4

このように、
「脳をだましていくこと」がポイントになる。

理想の自分を手に入れるために、脳をだます。

 

本書では、
脳に関する項目がたくさん書かれている。

第1章 脳をだましてすべてを手に入れる
(富の二極化が進む世界で成功するために/「行動できない」「変われない」のはあなたのせいじゃない ほか)

第2章 行動を最大化する「すぐやる脳」のつくり方
(コツコツ努力する時代は終わった/どのコミュニティでもトップクラスに入るためのスキルとは ほか)

第3章 成果を最大化する最強のアウトプット学習法
(能力を最大化する驚異の勉強法/すべてをアウトプット前提で考えるクセをつける ほか)

第4章 心の強さを最大化するメンタルトレーニング
(「信じる力=成功への扉」という方程式/自己啓発本の「行動」に効果があらわれない理由 ほか)

第5章 強制的に成功体質になる7つの習慣
(1ヵ月間だけ死ぬ気でやってみる/いいところに住んでみる ほか)

ゲリラ思考って何?

では、ゲリラ思考とは何なのでしょう?

本書にはこう書かれています。

「ひとりでコツコツ努力する時代は終わった。」

あらゆる物事がスピードアップし、大量の情報が駆け巡る現代において、
コツコツなどという言葉を使うことに時代のズレがある。

最短距離で目標に到達する方法を探り、手当たり
次第に実践してみることの方が大事。

本書は、
このようなゲバラの名言から始まっていく。

未来のためにいまを耐えるのではなく、
未来のためにいまを楽しく生きるのだ

チェ・ゲバラ

ちなみに、
チェ・ゲバラは革命家で、キューバのゲリラ指導者。

 

この本でいう「ゲリラ思考」とは、
自分の能力や性格を変えるための思考法。

その方法やメソッドの実践方法が書かれている。

 

例えばこのような感じ。

<ゲリラ思考9>
コツコツ努力することがすべての正解とは限らない

コツコツ努力すれば、身につくこともたくさんあり、
美徳とされてきた。

毎年のようにPC、スマホの新機種が登場し、
OS、アプリも変化していく。

コツコツ努力しても、たちまち時代に追い抜かれてしまうことも。

そんな時代だからこそ、
時代認識が何より大事になる。

あらゆる物事がスピードアップし、大量の情報が駆け巡る現代において、
コツコツなどという言葉を使うこと自体に、時代とのズレがある。

努力を否定するのではなく、
目標を設定したら、目標に最短距離で、いち早く到達するための努力をする。

最短距離で目標に到達する方法を探り、
手当たり次第に実践してみること。

結局のところ、「努力の質」が大事になる。

 

このような思考法、
ゲリラ思考が13項目、本書に書かれている。

コツコツ努力する時代は終わった!

富の二極化が進む世界における
成功法則を学んでみてはいかがでしょうか?

⇒ ゲリラ思考