「頭のいいバカになれ」の逆算勉強法とは?金川顕教さんの本

<頭のいいバカになれ>
 
「頭のいいバカになれ」は、世間の常識にとらわれない生き方について書かれた本です。
 
稼ぐ人に共通する、最強の法則 頭のいいバカになれ!
 (マンガタイプの本です)


著者:金川顕教
出版社:実業之日本社
発行日:2019年6月4日
 

まずこの本を読んで驚いたのは学習方法です。
 

「頭のいいバカになれ」の著者・金川さんは偏差値の低い高校から浪人をして大学に入り、大学在学中に公認会計士に合格しました。

大学入試や公認会計士の試験の際に使用した学習方法が「逆算勉強法」というもの。
 

この「逆算勉強法」というやり方に驚きました。
 

逆算勉強法

 
逆算勉強方法は、最初に答えを見てから問題を見る。

例題を見てからテキストに戻る。

というように、通常の勉強のように問題を見てから答えるのではなく、逆の方法で勉強するやり方。
 

逆算勉強法の特徴は、非常に効率が高く勉強ができること。

勉強した時間ではなく、反復して解き方を学ぶというものです。
 
かけた時間ではなく、回数。

短時間でも繰り返し学ぶことで効率を上げているのが逆算勉強法。
 

時間をかける部分が通常の勉強方法とは異なっている逆算勉強法は、とてもインパクトがありました。

 

逆算勉強法のように、問題の答えから見た方が早く頭に入り、逆の流れで学ぶ考え方自体が非常に役に立つと感じました。
 
その理由は、逆算することで、論理的思考が身につき、色々な問題解決につかえるからです。
 

本書を読み進めていくと、著者の考え方自体がこの逆算によって培われてるような気がしました。
 
・インプットとアウトプットもアウトプットまでが重量
・自分の目標時給を決める
・PDCAではなくCAPDでやる
 
例えば、よく会社などで使われるPDCA
・ P 計画
・ D 実行
・ C 検証評価
・ A 改善
 

このような一般的な流れで行うのではなく、時給を上げるためには「CAPD」の順番でやるのが効果があると書かれています。
・ C 検証評価
・ A 改善
・ P 計画
・ D 実行

最初にあぶり出してから、自分に当てはめて、計画を立てて行動する。

優先順位をはっきりさせながら取り組み、より速いスピードでゴールへ向かうやり方。
 

このように世の中の常識の流れではないやり方で、自分の求めるゴールに早く近づき、結果を出すといったことは大事なのではないかと思います。
 
本書では「常識にとらわれず頭のいいバカになること。」を繰り返しています。
 
常識にとらわれない考え方、思考停止せずに生きることは大事。

 

本書では、逆算思考、アウトプットのやり方、 時給思考、人脈術、チームリーダーという内容で著者の成功術が書かれているので、学生からサラリーマン、自分でビジネスを行っている方に役に立ちます。

まんが仕立てになり、章ごとにまとめが書かれていて読みやすい本。
 

「頭のいいバカになれ」は今までのやり方では、うまくいってない、うまくいかない方におすすめ。
 
なぜなら、物事を見る角度がちょっと違い、常識とは違う考え方がこの本には詰まっているからです。
 

本書の中では、本を読むことの大切さも書かれていますが、この本から何かのアイデアが浮かんでくるかもしれません。
 
これから新しく何かを始めていきたいと思っている方にもおすすめの一冊です 。

⇒ 頭のいいバカになれ