樹木希林 一切なりゆき
著者:樹木 希林
出版社: 文藝春秋
発行日:2018年12月20日
樹木希林 一切なりゆき
「一切なりゆき」は、樹木希林さんの154の言葉をあつめた本です。
第1章 生きること
第2章 家族のこと
第3章 病のこと カラダのこと
第4章 仕事のこと
第5章 女のこと 男のこと
第6章 出演作品のこと
「一切なりゆき」を読んで感じたことは、ポジティブでもネガティブでもなく、ニュートラル。
60歳で左目の視力を失い、62歳で乳がん。
70歳で全身がんを公表し、75年の人生を生きた樹木希林さん。
人生の局面での希林さんの言葉が詰まっています。
同じ境遇の人にとっても励みになる名言が多く、一切なりゆきは、樹木希林の物事の捉え方を考えさせられる本でした。
「一切なりゆき」というタイトルのように、物事が移り変わってゆく様子や過程を受け入れてリアルに生きている感じがします。
樹木希林さんの場合は、受け入れるという表現よりは、味わうという表現の方がしっくりくるかもしれない。
死と向きあいながら、人生を味わっている感じを受けた。
「一切なりゆき」は、物事の捉え方で大きく変わるということを感じれた1冊。
いろいろなことが起こるが、どのように考えるかは、自分で決めることができる。
面白がって、変化を楽しんで生きていた希林さん。
その生き方は、一切なりゆきの人生だったと言えるのではないでしょうか?
希林さんが亡くなった約半年後には、旦那の内田裕也さんが亡くなりました。
これもまた、一切なりゆきなのではないでしょうか?
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