全米No.1バンカーが教える最強の気くばり
著者:坂井レオ
出版社: サンマーク出版
発行日:2018年3月10日
著者は、坂井レオさん
ニューヨーク生まれニューヨーク育ちのニューヨーカー。
でも両親は日本人。
坂井さんは、
アメリカのメガバンク時代に、
史上最年少で全米ナンバーワンの営業成績をおさめるという実績を上げた。
そんな著者だが、
元々は極端な人見知り、人とまともに目を合わせられないほどの
内気な人間だったそうだ。
内気な人間にもかかわらず、
アメリカトップクラスのメガバンクでナンバーワンの成績を収めた著者。
その秘密がこの本には書かれている。
全米No.1バンカーが教える最強の気くばりとは?
全米No.1バンカーになれた理由は、
タイトルにもあるように「気くばり」。
その気くばりは、
ただの気くばりではなくて、
「最強の気くばり」だ。
本書には、
「最強の気くばりとは何なのか?」
が書かれている。
- Chapter1 「公平 Fair」人を選ばない
- Chapter2 「謙虚 Modesty」とにかく相手を気持ちよくさせる
- Chapter3 「観察 Watch」目で見て、察する
- Chapter4 「情報 Unfomation」お金で買えない「価値」の見つけ方
- Chapter5 「行動 Action」「何者か」ではなく「何ができるか」
- Chapter6 「勝利 Win」49%を譲って、51%を獲れ
著者の考える気配りは、
通常の気くばりとは、少し違ったニュアンスが入っている。
気配りはもともと、
心遣いやいたわり思いやりといった意味を示す言葉。
著者の言う気配りとは、
「日本式のきめ細かな気づき」と「アメリカ式の行動力」
この二つが融合した気配り。
気配り+行動力という、
二つのスキルが融合した「気配り」
気づきをどれだけ心の中で思っていても、
行動を起こさなければ、それは伝わらないのと同じ。
行動力があっても、
全く相手のことを何も考えずに、ただ同じことを繰り返すだけでは、
何も生み出さない。
「気配り+行動力」が大事になる。
本文でも、
気くばりをこのように言っている。
気配りとは、
まさに相手に「何をしてあげれるか」だと言ってもいいでしょう。その意味では気配りとは
「何をするのか」=「行動」そのものです。全米No.1バンカーが教える最強の気くばり 坂井レオ P72
気くばりは、
「相手に何をしてあげれるか?」を考えて
行動すること。
人を喜ばせるには、
相手のことを考える必要がある。
日頃から、「人にできることは何か?」を考え、
相手のことを考えていく習慣は気くばりにつながっていく。
<行動力に関して>
行動することは大事。
行動するにはエネルギーが必要になる。
行動ではなく、悩み過ぎて、
悩みでエネルギーを使ってしまう人も多い。
知り合ったばかりの人に、 初めてメールを送る時は私もちょっと躊躇します。
でも最初の一歩を踏み出すのいつまでもためらっていると、ますますメールが出せなくなります。
迷うくらいだったら、
どんなメールでも構わないので送ってしまったほうが、
無駄なエネルギーを使わなくて済みます。悩んだり考えるというのは、
すごくエネルギーを使うこと。全米No.1バンカーが教える最強の気くばり 坂井レオ
悩むのは、
エネルギーを使う。
悩むという部分に、
無駄なエネルギーを使わないというのは大事なこと。
例えば、
スティーブジョブスの話。
ジョブスは、毎日同じ服を着ている。
その理由は、
「決断の回数を減らすため」
小さな決断でも、
繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまう。
余計なエネルギーを使わないために、
毎日同じ服を着ていた。
余計なことにエネルギーを使わないことはとても重要。
決断を出せずに、
ウジウジ悩んでいるということは、
無駄なエネルギーを使っていることの他ならない。
「ゼロ」から「1」の行動を起こすのは、早ければ早いほどいいのです。
ひとこと送るだけなら、実際のところ5秒もかからないでしょう。
全米No.1バンカーが教える最強の気くばり
悩み続けるよりは、行動した方がいい。
行動を起こすのは、早ければ早いほどいいから、
決断することを習慣にしていくことは大事だと思う。
「ゼロ」から「1」の行動を起こすことは大事だ。
<まとめ>
最強の気くばりで、
最良の人間関係と最高のパフォーマンスを手に入れてみてはいかがでしょうか?
さらに
良い人間関係を築くには、笑顔は必須条件。
気くばりはもちろんだが、
笑顔の大切さもあらためて感じた。
笑顔は、
その人の雰囲気に繋がっていく。
笑顔があることで、
親しみやすいか、近寄りがたいかも変わる。
気くばり、笑顔があるかどうかで、
人生のチャンスも変わってくると思う。
人と接していく上で、
気くばりと笑顔は欠かせない。
相手をコントロールすることはできないが、
気くばり、行動、笑顔は、自分でコントロールすることができる。
そのための、
日常での考え方や意識することを学べた1冊が、
「全米No.1バンカーが教える最強の気くばり」だ。