宇宙兄弟 「完璧なリーダー」はもういらない。の読書レビューと内容

宇宙兄弟
「完璧なリーダー」は、もういらない。


宇宙兄弟という漫画を知っていますか?

宇宙兄弟は、宇宙飛行士をテーマに書かれ、
宇宙飛行士になる夢を追いかけた2人の兄弟の物語。

その本をモチーフにした、
【宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。】では、
宇宙兄弟のシーンを使い、リーダーの形を分かりやすく説明しています。

 
私は、宇宙兄弟のマンガを読んだことはなかったのですが、
本書を楽しく読むことができました。

マンガ宇宙兄弟を読んだ方も、
読んでない方も楽しめる本になっています。

<この本がおすすめの方>
・リーダーの方
・チーム作りで悩んでいる方
・いまよりもリーダーシップを発揮したい方
・よりよく生きる考え方を学びたい方
 

宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。

タイトルにあるように、
リーダーシップについて書かれおり、
リーダーのありかたやチームで成果を出す方法を学べます。

この本を読みながら考えたことは、
「リーダーシップとはなんなのだろう?」
ということです。

『宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。』では、
今後、重要になるであろう、リーダーの形を考える機会になります。

 

あなたの考える理想のリーダーとは、どのようなリーダーですか?

リーダーにも様々なタイプがあります。

この本で表現するとすれば、
「賢者風リーダー」と「愚者風リーダー」の2種類。

賢者風は、
けん引型のリーダーで、決断力があり、
先頭にたって皆を引っ張っていくリーダー

 
一方の愚者風リーダーは、
フラットでチームや相手の意見を聞いていくリーダーのことを言う。

 
本書で推奨しているのは、
「愚者風」のリーダー。

 
リーダーといえば、賢者風の、
けん引型のリーダーの印象があるかもしれません。

昭和時代には、
このようなタイプのリーダーシップが多く、
この方法で結果を出してきたことが多いと思います。

私の会社員時代も、
このスタイルがベースでした。

理想的な上司は、率先垂範、
俺についてこいタイプ。

率先垂範は、
人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと。

 
しかし、時代は変化しており、
このリーダーシップだけではうまくいかないことも多くなってきています。

SNSやコミュニケーションの形の変化、
ツールも変化してきて、ルールも変わってきている。
 

理想の上司を見ても、
以前とは変わってきている。

2004年:星野仙一
2004年:黒木瞳

2011年:池上彰
2011年:天海祐希

2017年:内村光良
2017年:水ト麻美

「俺(私)についてこい」タイプではなく、
「一緒に頑張ろう」というような寄り添う姿勢の上司が人気。

カリスマ型ではなく、人を受け入れたり、
共に歩ける人ような温かさがある人が理想になっている。
 

現代では、
対話・コミュニケーションを重視していることが多い。
 

本書では、
このような対話・コミニュケーションを重視し
プロセスを大事にするリーダーシップを学べます。
 

タイトルに
「完璧なリーダー」は、もういらない。
とあるように、リーダーは完璧でなくていい。

自分が、私がではなく、
私たちという考え方で、皆で共に進むリーダーが、
時代に合ってきている感じがある。

 
本書では、新しいリーダーシップ、
これから目指すリーダーの形が見つかるかもしれません。

⇒ 宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。