頭に来てもアホとは戦うな!
人間関係を思い通りにし、
最高のパフォーマンスを実現する方法
著者:田村耕太郎
出版社: 朝日新聞出版
発行日:2014年7月8日
頭に来てもアホとは戦うな!の内容
まず最初に、
「アホってなに?」
気になったので調べてみた。
アホという言葉は、
愚かなこと。愚かな人。
また、そのさま。
人をののしるときにも用いる。
アホは、
愚かであることを指摘する罵倒語だ。
本書で書かれているアホとは、
このようなことを指す。
「アホ」と言うとある程度心当たりがあるだろう。
要は、むたみやたらとあなたの足を引っ張る人だ 。出典明記:頭に来てもアホとは戦うな! 田村耕太郎 朝日新聞出版 P3
この本のタイトルは、
「頭に来てもアホとは戦うな!」
つまり、
頭に来ても”足を引っ張る人”とは戦うなということが書れている。
特に、
「アホに対してやり返してやろうと思う思考」が
最も危険だと著者は言っている。
この本では、
アホと戦わない方法が書かれている。
アホと戦わないためには、
- どのようなことをすればいいのか?
- どのような考え方をすればいいのか?
そんなことが詰まっている本。
今回、
「頭に来てもアホとは戦うな!」を読んで、
印象的な3つの学びをシェアしょうと思う。
<1つ目>
幽体離脱して考えること
カッと来た時には、幽体離脱
幽体離脱とは、
生きている人間の肉体から、心・意識が抜け出すという心霊主義での現象。
簡単に言うと俯瞰すること。
大事な友人や交際相手との勝負の時も、幽体離脱を使うと、
天井に相手の立場に立って自分を見ながら自分をコントロールできる。これができるようになるには訓練が必要だが、
人生をストレスなく楽しめ楽しくを謳歌するためには最高の武器になるのでお勧めしたい。出典明記:頭に来てもアホとは戦うな! 田村耕太郎 P56
幽体離脱という客観的な視点で、自分を見れれば、
冷静に考えることが出来ると思う。
この感覚を身につけるには、
日々の習慣化が必要になる。
相手の立場に立つのは、
想像力も必要になり、難しいことだが、
日々意識してみることが大事。
視点を変えて考えることを学んだ。
<2つ目>
他人の気持ちはコントロールできない。
私の持論は、何事も「自分がコントロールできるものに力とエネルギーを集中すべき」というものだ。
自分がコントロールできないことについて、あれこれ悩んだり心配したり、 イライラしたりしても仕方がない。
そして基本的に他人の気持ちがコントロールできない。これは家族でも友人でも恋人でも社員でも同じだ。
出典明記:頭に来てもアホとは戦うな! 田村耕太郎 P167
基本的に他人の気持ちがコントロールできない。
アドラー心理学でも言われる
「課題の分離」に近い。
他者の課題には介入しない。
人生を変えたければ、
自分自身を変えるしかない。
自分の言葉、行動、考え方を変える。
ということをあらためて感じた。
<3つ目>
肉体のコンディションを重視せよ。
コンディションの大切さが書かれていた。
まず、人生を使い切るためには、
常にいいコンディション維持すべきだ。いいコンディションさえ常に保っていれば、時間当たり、
使用エネルギーあたりのパフォーマンスを最大化できる。運動や栄養や心の持ち方を常に意識して準備し整えていく。
出典明記:頭に来てもアホとは戦うな! 田村耕太郎 P210
健康、体はとても重要。
自分のコンディションが良くない時は、
相手のことを考えることができない。
自分の視野も狭くなる。
最高のパフォーマンスを発揮するには、
体が資本となる。
戦う以前に、自分の状態を整えることが必要だ。
<まとめ>
結局のところ、
戦うべきは相手は自分自身。
自分にもっと関心を持つこと
自分の本当にしたいことに専念すること
他者を気にしてる場合ではない。
本書を読んで、
時間とエネルギーの大切さを学べた。
「頭に来てもアホとは戦うな!」では、
アホとの戦い方が書かれているのではなく、
アホと戦わない考え方が書かれている。
アホと戦うことが、
時間とエネルギーの無駄ということだ。