成功者の自分の時間研究
著者:上野 光夫
出版社: ワニブックス
サブタイトルは
1日6時間を取り戻し「なりたい自分」になる方法
「なぜ1日6時間なのか?」というと
多くの成功者が自分の時間をしっかりと、
平均して6時間はとっていることに著者は気づいたから。
時間の使い方はとても大事だ。
中でも重要なのが
「自分の時間」
慌ただしい毎日の生活で、
1日で自分の時間を作るのは、
なかなか難しいかもしれない。
会社へ行けば、仕事の時間、家でも家庭の時間があり、
自分が主体的にコントロールできる時間は少ない。
しかし、
「自分で主体的に自分のために使う時間は大切」
命は時間の集合体とも言える。
人生の最後に考えることは、
「やりたいことをやっておけばよかった」
ということが多いようだ。
人生の最期を看取る専門医の方々も、多くの患者さんが
「もっとやりたかったことをやっておけばよかった」と語られるとおっしゃっています。死と直面した方々の言葉は真理であり、軽くはありません。
人生における、成功やしあわせというものは、
やりたいことをやるということに尽きるのだと思います。<出典明記 成功者の自分の時間研究 P1 上野 光夫>
命には限りがあるから、
成功や幸せは「やりたいことをやる」ということにつきる。
1日24時間は平等にあたえられているとも言われるが、
24時間は、一人一人の使い方によって大きく変わっていく。
では、
「その時間をどのように活かすのか?」
「どのように時間を作り出すのか?」
その方法が本書に詰まっている。
著者の上野さんは、
成功者の自分の時間の使い方を研究し、
考え方や習慣をまとめている。
本書には、成功者の時間の使い方に関して、
7章に分けて書かれていた。
- 第1章 成功は「自分の時間」によって形づくられる
- 第2章 1日6時間の「自分の時間」を取り戻す
- 第3章 成功の基礎である「知性」と「教養」を独学で磨く
- 第4章 生産性を高め、成果を出すための「仕事のシミュレーション」
- 第5章 なぜ、エグゼクティブはここまで運動にこだわるのか?
- 第6章 明日のために精神を整える習慣を持つ
- 第7章 成功者が成功前からやっている収入の複線化
第5章では、
「なぜ、エグゼクティブはここまで運動にこだわるのか?」
という部分が書かれているが、「すべては体が資本」と著者は言う。
健康の管理は重要だが、
体のコンディション作りには運動が欠かせない。
運動には多くのメリットがある。
ダイエット効果だけでなく、ストレス発散、気分転換、
健康に関するメリットがとても多い。
運動といっても、
走るだけが運動ではなく、いろいろな方法がある。
どのような運動のやり方があるのか?
継続するための方法などもかかれている。
いい体の状態を保つことが、
日々の自分時間の確保に欠かせない。
自分の時間は、
「自分の体に対して時間を使うこと」も重要だ。
この本は、いろいろな時間の使い方を考えさせられ、
時間に対する意識を変えるきっかけや、
1日の質を上げるヒントになる一冊になるだろう。